
SAEC社が11月25日、PLEXTOR社のCDドライブPLEXWRITER Premium2用強化電源を発売しました(50SET限定)。
「実売高々2万円のCDドライブに189000円もの金額を出す奴の気がしれない」と言われる方もいらっしゃるでしょうが、そんなこと言ったら高級CD/SACDプレーヤーのドライブメカも実際は1〜2万円程度のもが殆どで、それはイコール高級オーディオの存在自体を否定してしまうもの。
実売2万円のメカにもそれだけ投資する価値があるかもしれない!?と肯定的にとらえて読んで頂ければと思います。
さて、SDP−0512、結論から先に言いますと実売高々2万円のCDドライブにこれだけの金額を出す価値は大ありです!
PCオーディオが安く済むからやってる方はともかく、音質追求の結果PCオーディオにたどり着いたと言う方なら、ぜひとも手に入れて欲しいアイテムです。。
それほどまでにこの強化電源の威力は凄いのです。
この感覚を何て表現するかは悩みませんでした。
過去に私があるオーディオ製品を購入した時の体験、そして感動にそっくりだったからです。
それは今から16年前の大学時代にWADIA9の購入の感動です。
元々GOLDMUND MIMESIS36にDACとしてWADIA16(トランスポート部は使わず)を使っていたので、高いレベルでCD再生は出来ていたはずだったのです。
しかし、そこにWADIA9を入れた途端空気が変わりました。
もう、絶対的な音数が違うのです。
未熟な自分の耳では拾えないほどの音数、情報量の多さなのです。
音数と言うと、騒がしさをイメージされる方がおられるかも知れませんが、ノイジーな感じは皆無で、耳を刺激しない本来あるべき良質な情報が空間を埋めるのです。
そして、「おい、おい、何処まで続くんだよ!」と思ってしまうほどの何処までも続く長い長い余韻。
また、低域も高域もある帯域を盛り上げ「出てる!」と演出するのではなく、本当に今まで聞こえなかった深い低域、そして高域が聴こえてくる。
「あっ、これがWADIAが謳うディジマスター64倍オーバーサンプリングとハイビット化による情報量UPの効果なんだろうな?」と馬鹿な大学生の自分は思ったとか思わなかったとか。
まるっきり同じとは言いませんが、これに近い事がPLEXWRITER Premium2にSDP−0512を追加した瞬間起こったのです。
上と同じ事を書いてしまうのですが、空間を情報が埋め、実にリッチなサウンドになります。
今まで聴こえなかった長〜い長〜い余韻。
そして、帯域のエネルギーバランスは変えず、今まで聴こえなかったような低域、そして高域を再生する、正統的帯域拡大。
と言う感じしょうか。
それと音のタッチは、今までの純正が叩き付ける様な音とするなら、SDP−0512使用のサウンドはふっくらとした柔らかなタッチと付け加えます。
昔はCDドライブは安物メカとオーディオファンの間でレッテルが張られていたわけですが、実はこの2万円のCDドライブにはこのような恐ろしい能力が隠れていたわけです。
とするなら、この強化電源、高いレベルでPCオーディオに臨みたい方には必需品であろうと、少なくとも自分は思ってしまうわけです。
最後に、唯一のネガティブな部分を言いますと。
若干、サウンドがシルキータッチな方向に流れるかもしれません。
自分的には少しばかり陰影感重視のサウンドに持って行きたいと言う気持ちはあります。
が、これは簡単でしょう。
純正DCケーブルに使われる、ノイトリックのXLR端子(5ピン)を銀色のものから、ブラックのものに変えれば、その部分はクリアされるはずです。
以上、私奈良岡の「これは凄いぞ!! SDP−0512評」でした。
本当に凄いよ。